EC受注管理のやり方|複数モールの注文を一元化
EC受注管理のやり方を解説。複数のモールや自社サイトの注文を一元化する方法、在庫のずれを防ぐ工夫、システム選びのポイントとよくある質問をまとめました。


EC受注管理とは、自社サイトやモールなど複数の販売チャネルに入る注文を集め、在庫の確認、出荷、請求までを正しく進める業務です。販売チャネルが増えるほど、注文の取りこぼしや在庫のずれが起きやすくなります。この記事では、複数チャネルの注文を一元化するやり方と、トラブルを防ぐ工夫を解説します。
販売チャネルが増えると何が起きるか
最初は一つのショップだけで始めても、売上を伸ばすためにモールや別の販売先を増やす会社は少なくありません。そのときに、次のような問題が出てきます。
- 注文の確認画面がチャネルごとに違い、見落としが出る
- 同じ商品の在庫を複数チャネルで売り、欠品や売り越しが起きる
- 出荷の指示や送り状を、チャネルごとに別々に作っている
- 売上の集計に、毎月多くの時間がかかる
- 問い合わせが来ても、注文の状況をすぐに調べられない
受注管理を一元化するメリット
注文を一か所に集めると、確認や出荷の作業が一つの流れにまとまります。
| 項目 | 一元化前 | 一元化後 |
|---|---|---|
| 注文の確認 | チャネルごとに画面を確認 | 一つの一覧で確認 |
| 在庫 | チャネルごとにばらばら | 共通の在庫を参照 |
| 出荷 | 個別に指示を作成 | 同じ手順で処理 |
| 売上集計 | 手作業で合算 | チャネル別に自動集計 |
一元化の進め方
1. 商品コードを統一する
チャネルごとに商品名やコードが違うと、同じ商品として扱えません。社内の共通コードを決め、各チャネルの商品と対応づけます。
2. 在庫の持ち方を決める
全チャネルで一つの在庫を共有するか、チャネルごとに数量を割り当てるかを決めます。共有のほうが売り越しを防ぎやすい一方、特定のチャネルに偏って売れる可能性も考えておきます。在庫の基本は在庫管理の方法で解説しています。
3. 注文を取り込む仕組みを作る
注文の取り込みは、手作業で貼り付ける方法もあれば、システムで自動的に集める方法もあります。件数が増えるなら、自動化を検討しましょう。
4. 出荷とつなげる
取り込んだ注文から、出荷の指示と送り状を作る流れを整えます。出荷の流れは出荷管理とはをご覧ください。
5. 売上と入金を確認する
チャネルごとの手数料や入金のタイミングは異なります。入金の確認と売上の集計を、同じデータで行えるようにしておきます。
在庫のずれを防ぐコツ
- 在庫の更新頻度を、できるだけ高くする
- 安全在庫を設定して、売り越しの余裕を持たせる
- 返品や交換を、在庫にすぐ反映する
- 実在庫との差異を、定期的に確認する
受注管理システムを選ぶときの確認点
- 自社が使っている販売チャネルに対応しているか
- 在庫が共通で扱えるか
- 出荷や請求までつながっているか
- 注文の履歴をすぐに検索できるか
- 将来チャネルが増えても対応できるか
Dika Opsは、ECと販売、在庫、出荷、会計を一つのシステムで扱うことを目指しています。詳しくはEC・コマースのモジュールと在庫のモジュールをご覧ください。商品ページや出品文の作成を支援する姉妹製品としてDika Studioもあります。
よくある質問
複数のモールで売るとき、在庫はどう管理すればよいですか?
共通の在庫を参照する方法が基本です。それが難しい場合は、チャネルごとに数量を割り当て、定期的に見直します。
注文の取り込みは自動化すべきですか?
1日の注文数が少ないうちは手作業でも対応できます。件数が増えて確認に時間がかかるようになったら、自動化を検討してください。
売り越しが起きたときはどうすればよいですか?
お客様へ早めに連絡し、入荷予定や代替案を伝えます。再発を防ぐため、在庫の更新頻度や安全在庫の見直しも行いましょう。
小規模なショップでも受注管理システムは必要ですか?
チャネルが一つで注文が少ないなら、必須ではありません。複数チャネルになった時点で、検討する価値があります。
まとめ
EC受注管理は、商品コードと在庫の持ち方を整え、注文と出荷を一つの流れにすることが基本です。Dika Opsは現在クローズドベータで、ウェイティングリストを受け付けています。複数チャネルの管理を見直したい方は、ウェイティングリストからご登録ください。

